中国国家統計局中国経済景気観測センターとニールセンが共同で実施した中国の消費者信頼感調査によると、2010年第2四半期の中国の消費者信頼感指数は109で、第1四半期より1ポイント上昇し、5カ月連続の上昇となった。うち、農村部では引き続き上昇し、都市部ではやや低下した。そのほか、不動産調整策は、都市部の消費者の住宅価格に対する見方に大きな影響を及ぼしている。
調査結果によると、昨年第2四半期以降、マクロ経済情勢に対する楽観的観測により、消費者の信頼観は上昇傾向にある。2010年第2四半期の都市部と農村部の消費者の信頼感にはやや差があり、農村部の消費者信頼感指数は引き続き上昇し、就業や所得状況の満足度と改善予想はともに都市部を上回った。また消費意欲も高い。
一方、都市部では消費者自信指数が低下し、物価の動向について、多くの消費者はインフレを予想している。また、不動産調整策は、都市部の消費者の住宅価格に対する見方に一定の影響を及ぼした。調査によると、都市部では消費意欲が低下しており、消費を促進するため、いかに有効な措置を採るかに関係部門の関心が集まると考えられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年8月12日