中国地域経済の新版図--東部地域

中国地域経済の新版図--東部地域。

タグ: 中国 経済

発信時間: 2010-08-12 18:07:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 1.長江デルタ経済地域

 長江デルタ地域は、北は通揚運河、南は杭州湾、西は鎮江市、東は上海市、江蘇省南部、浙江省北部(上海市、南京市、杭州市、蘇州市、無錫市、揚州市、南通市、鎮江市、湖州市、寧波市、紹興市、舟山市、温州市、嘉興市、常州など地区レベル以上の16都市からなる)および近隣海域を含む沿海地域に囲まれている。面積は21万700平方キロメートル。

 長江デルタ地域は地理的条件、豊かな自然に恵まれており、強い経済基盤や整備された体制・都市体系、発展した科学・教育・文化を持つ。現在は成長基盤、体制環境、競争力などの条件をともに備えた地域となっており、中国の近代化建設において極めて重要な戦略的地域として位置付けられている。陸地面積は全国のわずか2.1%、人口は全国の11%の長江デルタ地域から、21.7%の国内総生産(GDP)と24.5%の財政収入、47.2%の輸出入総額が生み出されている。経済・社会の発展水準と総合力、整った都市体系を備えた地域となっている。

 国家発展改革委員会は2010年5月24日、国務院がこのほど批准した「長江デルタ地域の地域規則」で長江デルタ地域の戦略的位置付けが明確にされたと説明した。その位置付けとは、アジア太平洋地域の重要な国際的窓口、国際的に重要な近代サービス業とハイテク製造業センター、強い国際競争力を備えた世界レベルの都市群。目標としては2015年までに、ややゆとりのある社会の全面建設を長江デルタ地域が率先して実現し、2020年までに近代化をほぼ実現することを掲げている。

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