中国の高速鉄道はわずか数年間のうちに自主イノベーションに基づいた飛躍的な発展を実現、中国の特色ある鉄道自主イノベーションの道を歩み、「追いかける」立場から、世界の鉄道を「リードする」立場へと一躍成長を遂げた。「新華網」が伝えた。
鉄道部が11日に行った中国の高速鉄道運営情況に関するブリーフィングで明らかになったところによると、中国は現在、世界において高速鉄道の発展が最も速く、システム・テクノロジーが最も完備され、統合機能が最も強く、営業距離が最も長く、運行スピードが最速で、建設中規模が最大の国となった。中国において、高速鉄道はますます重要な役割を果たしている。
鉄道部運輸局の蘇順虎・副局長によると中国で現在運行中の高速鉄道は計6920営業キロに上る。
うち、新規建設した時速250キロ以上の高速鉄道は計4044営業キロで、この中には▽時速350キロの北京-天津、武漢-広州、鄭州-西安、上海-南京高速鉄道▽時速250キロの合肥-南京、合肥-武漢、石家庄-太源、済南-青島、寧波-台州-温州、温州-福州、福州-厦門(アモイ)、成都-灌県の客運専用線▽第6回全国鉄道スピードアップで時速が200-250キロに達した既存線2876キロ--が含まれる。現在建設中の高速鉄道は1万キロ以上に上る。
蘇副局長は「中国における高速鉄道の運行情況は良好で、設備の品質と運行の安全性は高く、乗客数は常に多く、社会効果は明らかだ」と紹介する。
現在、全国の鉄道の定時運行率は97%以上を維持している。全国の鉄道に導入されている車両は計355編成で、うち時速250キロのものが234編成、時速350キロのものが121編成となっている。安全運行距離は累計2.8億キロ。乗客数はのべ5億人以上。鉄道の利用者は、常に多い状態をキープしている。
今年7月1日以降は、1日平均約1000本が運行しており、平均乗車率は120%以上、1日平均乗客数はのべ88万1千人。