中央管轄の国有企業16社のトップが18日に北京に集まり、国有資産監督管理委員会の主導する「中央企業電気自動車産業アライアンス結成大会」に出席する。中国電気自動車産業全体の技術水準を高める巨大ナショナルチームの誕生だ。国際金融報が伝えた。
産業アライアンス規約は、短期目標として関連技術基準の統一を促進し、産業チェーンの上流と下流の協調的発展を図ること、中長期目標として電気自動車のコア技術を掌握し、国際競争力を備えた国産電気自動車会社・ブランドを築くことを挙げている。
同アライアンスは中国自動車工業協会の立ち上げたTOP10電気自動車アライアンスとは関連がなく、主に電気自動車リソースの整理統合、上流・下流産業チェーンや生産設備の調整に取り組むほか、電気自動車共同発展戦略も策定する。同アライアンスは(1)中国第一汽車、東風汽車、長安汽車など自動車生産セクター(2)中国海洋石油、中国石油、中国石油化工、中国普天、中航科技など電池セクター(3)東方電気、中国南車など電気駆動システムセクター(4)国家電網、南方電網などインフラセクターからなる。
同アライアンスはすでに技術・製品発展の基本方針を固め、純電気自動車および関連コア部品の技術目標も定めた。参加企業の協力方法については、プラットフォームを構築して、電気自動車の共通技術の交流・開発を進める計画だ。
「人民網日本語版」2010年8月16日