中国が世界第2位の経済国に 米国を超えるのはいつか

中国が世界第2位の経済国に 米国を超えるのはいつか。 日本の内閣府の16日の発表によると、今年第2四半期の日本の実質国内総生産(GDP)は1兆2800億ドル、中国のGDPは1兆3300億ドルとなり、日本の経済規模が中国を下回った。中国経済が米国を超え世界一の経済大国となるまで、あとどれくらいかかるのだろうか…

タグ: 第2位の経済国

発信時間: 2010-08-17 10:34:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の内閣府の16日の発表によると、今年第2四半期の日本の実質国内総生産(GDP)は1兆2800億ドル、中国のGDPは1兆3300億ドルとなり、日本の経済規模が中国を下回った。また、日本のGDP成長率は前四半期比わずか0.4%、通年の成長率はもっと低くなる見通しで、中国の2010年のGDPが日本を超えるのはほぼ確実となった。

約10年前、中国はまだ世界7番目の経済国で、その後にドイツを超え世界3位に、今年になって日本を超えた。中国人民銀行の易鋼副総裁は先月末、メディアの取材に応じた際に「中国はもう実質的に世界第2位の経済大国になっている」と発言している。

中国経済が数十年の発展を経て日本を超えることは予想できていた。世界は再び中国を観察し、新しい方法でこの経済大国と付き合おうとしている。しかし1人当たり平均で計算すると、中国のGDPは日本のわずか10分の1にすぎない。中国の人口は日本の10倍で、経済規模はまだ超えたばかりである。

中国経済が米国を超えるのはいつか

中国経済が米国を超え世界一の経済大国となるまで、あとどれくらいかかるのだろうか。これについて、いくつかの予想がある。

予想1 2016年

中国経済の平均成長率が17%を維持し、人民元の年間上昇率を5%で計算した場合、2016年の米国のGDPは21兆6900億ドル、中国のGDPは101兆3200億元に達する。人民元対米ドルレートを1対4.64として計算すると、中国は米国を超える。

予想2 2018年

米国経済の年平均実質成長率は1.5%、年平均インフレ率は1%。中国経済の年平均実質成長率は8.5%、年平均インフレ率は2.8%。人民元の年平均上昇率は4%。2018年の米国のGDPは17兆7300億ドル、中国のGDPは17兆8000億ドルとなる。

予想3 2035年

中国のGDPは2020年に18億ドルとなり米国と並び、2035年には米国に追いつく。

「GDPの日本超え」を冷静に認識

中国は世界第2位の経済大国となったが、この順位を冷静に認識する必要がある。

1人当たりGDPを見ると、中国は先進国の水準よりずっと低い。国際通貨基金(IMF)の最新データによると、2009年の中国の1人当たりGDPは3566ドルで、世界99位だった。日本は16位で1人当たりGDPは3万9573ドル、中国の10倍以上となっている。世界の1人当たりGDPは8000ドルで、中国は世界平均のわずか45%である。

また、中国の1人当たり資産額は世界で100位以下だ。したがって、中国は冷静な認識と態度を維持し、今後の中国の発展方向を論理的に見極める必要がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年8月17日

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