上海万博の上汽GM自動車館で、公開した次世代車「葉子」。 |
上海汽車集団は18日、米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)と共同で、環境保護や省エネに配慮した新世代のパワートレイン(動力および動力伝達駆動系)開発を行うと発表した。エネルギー利用効率が高く排気量の少ない一連のエンジンの開発や、乾式のデュアルクラッチトランスミッションの開発などを進めるという。これは中国の自動車メーカーが世界の自動車大手と手を結んでパワートレインという中核技術の開発を進める初めてのケースであり、また知的財産権を世界規模で共有する初めてのケースでもある。
同集団の胡茂元董事長(会長)によると、このたび共同開発する新世代パワートレインは、エネルギー消費量を20%以上、二酸化炭素(CO2)排出量を20%以上、それぞれ削減することを目指すという。
「人民網日本語版」2010年8月19日