蘇寧、パイオニア製テレビを独占販売

蘇寧、パイオニア製テレビを独占販売。

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発信時間: 2010-08-20 10:35:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 蘇寧電器は17日に南京市(江蘇省)で、日本の音響映像(AV)製品大手パイオニアと戦略協力合意に調印した。合意に基づき、蘇寧は中国市場におけるパイオニア製テレビの販売代行業務とアフターサービス代行業務を独占的に行うことになる。また一部のAV製品の新製品発表や買い取り販売などで、両社は排他的な協力を展開するとしている。「国際金融報」が伝えた。

 パイオニアは音響映像分野のエンターテインメントや光ディスク技術の先駆者であり、技術力で優位にある。蘇寧は中国最大の家電量販店で、販売ルートやサービス提供ルートで優位にある。

 パイオニアの小谷進社長によると、蘇寧との全面的な戦略的協力の展開は、パイオニアが中国市場をより効果的に開拓する上でプラスになる。ソニーやシャープなどのブランドは中国人消費者によく知られているが、日本の老舗AV企業であり、「音響映像技術のプロ」の異名を取るパイオニアは、宣伝力不足と販売ルート開拓の不成功がたたって、中国市場では隅の方に追いやられているのが現状だ。

 蘇寧営業本部の王哲・執行副総裁によると、革新的な協力モデルにより、高い品質を備えたパイオニアの液晶テレビは中国で中レベルの価格を維持することが予想される。現在、蘇寧は北京、上海、広州、天津をはじめとする一線重点都市50カ所の優良店300店舗で、パイオニア製液晶テレビの先行販売を実施している。

 蘇寧の孫為民副董事長(副社長)によると、今回の協力で、双方は中国国内市場での協力だけでなく、蘇寧の傘下企業である日本のラオックスの力を借りて日本市場や香港市場などでの販売協力も強化する方針という。また蘇寧は16日に出した公告の中で、ラオックスに20億円を増資して、ラオックスの拡大をはかるとともに、日本の家電メーカーとの協力を強化するとの方針を明らかにしている。

 「人民網日本語版」2010年8月19日

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