第2四半期の資本と金融項目の黒字が激減し、中国の資本流入の圧力が緩和した。また国家外国為替管理局の「高圧」政策が功を奏して、ホットマネーの流入規模が減少傾向を示している。
外国為替管理局が先日、発表した2010年第2四半期および上半期の中国の国際収支バランスシートによると、第2四半期の中国の国際収支の経常項目、資本・金融項目はともに黒字で、そのうち経常項目の黒字は第1四半期より拡大し、資本・金融項目の黒字は第1四半期に比べて大幅に下がった。
第2四半期の外貨資金流動状況の変化は、市場や監督、管理面が要因で、外国為替管理部門は一貫して監督・管理面で、ホットマネー流入に「高圧」的な姿勢を示してきた。
外国為替管理部門は主要銀行に、相次いで外貨資金の流動性リスクに注意するよう警告し、「規則違反資金の流入への対応や摘発に関する特別キャンペーン」の展開は、規則違反や異常な取引を「威嚇」する役割を果たした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月20日