米誌「フォーチュン」は21日、「世界で最も成長の速い100社」を発表した。ランキング上位は米国企業が占めたが、中国からも11社がランクイン、米国に次いで2位となり、中国企業の溢れんばかりのパワーを見せつけた。ウェブサイト「環球網」が伝えた。
ランク入りした中国企業11社のうち最上位となったのは捜狐(SOHU:12位)。中国最大のポータルサイトである同社は中国ネット広告市場で毎年30億ドルの急成長を見せている。直近四半期(4-6月)の広告収益増加率は26%、主にW杯南アフリカ大会および上海万博開催でネット需要が急増した。捜狐が昨年分社化したオンラインゲーム運営企業である暢游もナスダックに上場、前途は明るい。
捜狐に続くのは河南凍肉生産商衆品集団(17位)。中国ではスーパーで下処理され冷蔵販売されている食品を購入する家庭が増えており、同社の売上も成長を続け、過去3年間の年間収益成長率は70%。
このほか、中国汽車系統(CAAS)、亜信(持株会社)、中国消防安全集団、新東方教育科技集団、中国信息(情報)安全技術有限公司、中国生物公司、邁瑞(ミンドレー)、天合光能有限公司が上位100社に入った。一部は米国上場を果たしている。
「人民網日本語版」2010年8月25日