円が15年ぶり高値更新 中国経済にも影響か

円が15年ぶり高値更新 中国経済にも影響か。 日本円の対ドルレートが再び上昇し、9月1日の終値は1ドル83.885円となり、15年ぶりの高値を更新した。円の急上昇による日本経済回復への影響に対処するため、日本銀行と日本政府は、来月実施予定の新経済刺激策を繰り上げて実施する方向で進めている…

タグ: 日本 円高 中国 経済

発信時間: 2010-09-02 16:29:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

円高により中国企業の日本技術の獲得コストが上昇

円が上がり続けるにつれて、中国の輸出製品が安くなり、中国に海外市場拡張のチャンスがもたらされるのではないかとの見方が強まっている。東莞市雷洋電子科技有限会社の杜元源社長は、この見方は間違っているとし、「中国も日本も輸出大国だが、輸出構造が異なる。日本はハイエンド製品が中心だが、中国はミドルレンジ製品とローエンド製品が中心で、市場の交わりは少ない。円高は中国の製品輸出に何のチャンスももたらさない」と話す。

劉継森氏は、円高により中国企業の日本技術の獲得コストが上昇するのではないかと懸念している。29日に閉幕した第3回中日ハイレベル経済対話で、中日両国は循環型経済とグリーン経済を次の経済・貿易協力の新分野に位置づけ、ハイエンド製造、省エネ・環境保護、情報通信、物流・流通、食品安全が新たな焦点となった。

「中国は経済モデルの転換・レベルアップの時期にあり、日本の省エネ・環境保護、新エネルギーなどの分野の技術を必要としている。近ごろの円高により、中国が日本の先進技術や設備を取り入れるコストが上がる可能性があり、中国はこの点を考慮しなければならない」と、劉継森氏は述べる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月2日

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