中国産業海外発展・計画協会の範春永常務副会長は、過去10年の中国の対外直接投資の年平均伸び率で計算すると、中国の対外直接投資は2013年に1000億ドルを突破し、残高は5000億ドルに達する見通しであると明かした。
範春永氏によると、中国の2009年の対外投資残高は約3000億ドルで、2002年の32倍となった。中国の対外直接投資の世界ランクは2008年の12位から2009年には6位に上昇し、名実相伴う資本輸出大国となっている。
国連貿易開発会議(UNCTAD)が発表した『2010年世界投資報告』によると、2009年の中国の非金融類対外直接投資額は約480億ドルで世界6位だった。範春永氏は、この数字は2002年の48倍だと話す。