日本内閣府がこのほど発表した上半期・第2四半期経済データによると、中国はGDP総量で日本を追い越し、世界第2の経済大国となることが確実となった。ただし、中国がGDPで日本を追い越したのは初めてのことではなく、今回が3回目となる。「羊城晩報」が伝えた。
古代から清代末にかけて東アジアで傑出した国家であった中国は、GDP世界トップを占有、日本との差は3千年以上あった。甲午戦争(日清戦争)時でさえ清国のGDPは、日本の数倍だった。これが、GDPで中国が日本をリードした第一回目だった。
中国のGDPはその後、欧米列強の侵入、軍閥混戦、社会の困窮化に伴い、下がり続けた。五・四運動が起こった1919年頃、日本のGDPが初めて中国を上回り、過去1千年の立ち遅れが逆転した。