1978年に3645億元だった中国のGDPは、2008年に30兆670億元に激増した。この30年間、国民経済は年平均9.8%という成長スピードで伸び続け、2006年に英国を、2007年にドイツをそれぞれ追い抜き、世界第3位に躍進した。
経済基数が次第に大きくなるに伴い、成長率は自然と鈍化する。日本の成長率は、1970年代5%、80年代4%、90年代には1.8%に下がった。今世紀に入り、成長スピードはさらに減速している。2009年、中国経済の成長率は約10%、日本は3%に達していない。中国の2009年名目GDPは4兆9800億ドル、日本は5兆700億ドル。
今年に入ると、中国経済が日本を上回ることは確実となった。日本内閣府も、「2010年に経済成長の著しい中国がGDPで日本を追い抜くことはほぼ間違いない」と認めている。