GDPで世界3位に転落したと言っても、日本人は依然、最も豊かな国民のひとつであり、「アジアのスイス」としての地位はゆるぎない。ウオークマンや新エネルギー自動車などが日本で誕生し、日本の就学率は99%に達し、平均寿命83歳も世界トップを誇る。東京にあるミシュラン星付きレストランの数はパリを上回る。
中国のGDPは甲午戦争時に日本を上回っていたが、それでもやはり立ち遅れたという事実は変わらない。GDPは量的な観点からだけではなく、質的な観点からも見なければならない。GDPそのものを見ると同時に、その他の様々な分野も見た上で、この数値が社会と国家の成功を反映する基準となっているかどうかを判断する必要がある。
「人民網日本語版」2010年9月1日