また、多くの具体的経済分野で、中国はとっくに日本を追い抜き世界第2位、もしくは世界トップに立っている。とはいえ、中日両国経済の具体的状況に、まだまだ大きな隔たりがあることは、誰もが認めるところだ。2009年国民1人当たり平均所得は、日本が3万7870ドル、中国はわずか3800ドル、米国は4万2240ドルだった。
米国のアジア問題専門家は、一般庶民にとって、国民1人当たりのGDPの方が国家全体のGDPより重要だと指摘する。
2009年12月24日に発表された「国際情勢白書」では、11カ国の総合国力に対する評価・分析が行われた。これによると、総合国力で日本は世界第2位、中国は第7位と、GDPの差よりさらに隔たりがある。これと同様、中国は様々な分野でまだまだ日本に遅れを取っている。