▽吉林省の陳偉根副省長「開放戦略で新たな構図を」
長春・吉林・図們江を開発・開放のフロンティアとする計画「中国図們江地域協力開発計画綱要」が2009年8月30日、国務院の承認を得たことにより、長春・吉林・図們江地域の開発・開放が国家戦略に格上げされた。
吉林の発展は無限のビジネスチャンスを秘めており、中日両国の協力に有利な条件を生み出している。より多くの日本企業が吉林でさまざまな形の幅広い経済協力を行うことを期待している。具体的には以下のような協力プロジェクトがある。(1)中国フン(王へんに軍)春日本工業パークの共同建設。(2)自動車および関連部品、省エネ・環境保護に関する技術の協力強化。(3)図們江地域の対外ルートの共同建設。(4) 長春・吉林・図們江開発・開放地区の共同建設。
吉林省は現在、長春・吉林・図們江開発・開放区の建設を積極的に推し進めており、フン春を中心に置き、長春・吉林を周辺地域とした経済協力の受け皿をつくることで、北東アジア地域に向けた開放と国際協力という新たな構図の構築を目指している。日本の優位性、とりわけ日本の東北地方各県が持つ水産業や農牧業、エコ産業などの優位性を活かして、日本側も開発・建設に参加してほしい。日本側の投資・協力を心待ちにしている。
「人民網日本語版」2010年9月9日