中国の貿易黒字の対GDP比、3%に低下する見通し

中国の貿易黒字の対GDP比、3%に低下する見通し。

タグ: 中国 貿易黒字 GDP

発信時間: 2010-09-09 11:46:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

輸入刺激策の具体化や拡大に伴い、中国の貿易黒字の対国内総生産(GDP)比は年内に3%に低下し、貿易のアンバランス状況が改善され、人民元切り上げ圧力も緩和される見通し。

全国政治協商会議の主催で7日開かれた21世紀フォーラム2010年会議の後、中国人民銀行通貨政策委員会委員、清華大学中国・世界経済研究センター主任の李稲葵氏は取材に応じ、「今年の中国のGDPは5兆~5兆2000億ドルに達するが、貿易黒字は1200~1500億ドルに減少し、貿易黒字の対GDP比はこれまでの最高である10%から3%に低下する見通し」と述べた。

貿易均衡について経済学界では、経常収支差額の対GDP比がプラスマイナス5%以内であればほぼバランスが取れているとされている。昨年の中国の貿易黒字の対GDP比は約5.7%で、3%に低下すれば、貿易のアンバランス状況は一層改善されることになる。

2006年の中央経済活動会議で、輸出と外資利用の合理的な増加を維持すると同時に輸入を積極的に拡大することが提起されてから、中国の貿易戦略は調整が行われ、輸出増加を維持すると同時に輸入拡大にさらに重視している。2010年に入り、輸入拡大と貿易のアンバランス状況の改善は貿易政策の重点となっている。

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