国内最大の通信キャリアである中国移動(チャイナモバイル)が世界で最も利益の高い通信キャリアとなった。市場調査会社アナリシス・メイソン(Analysys Mason)が発表した最新版の「電信キャリア世界トップ10」ランキングにおいて、中国移動は営業収入で7位、営業利益でトップに立った。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
報告によると、世界電信市場の2009年収入総額は、前年比1%増の1兆8千億ドル。営業収入総額の世界トップ10は順次、米AT&T、日本NTT、米Verizonドイツテレコム、スペインテレコム、英ボーダフォン、中国移動、フランステレコム、イタリアテレコム、日本KDDI。EBITDA(税引前利益に支払利息と減価償却費を加算した値)に基づく算出方法だと順位が変動し、順次、中国移動、スペインテレコム、イタリアテレコム、AT&T、ボーダフォン、フランステレコム、NTT、ドイツテレコム、Verizon、KDDIとなった。
ランキングから、中国移動は世界通信キャリアのうち、営業利益トップの座を維持した。また、国有資産監督管理委員会(国資委)が発表した2009年中央企業(国資委直属の国有企業)通信キャリア経営状況によると、中国移動は利益総額1484億7千万元で、再び「利益最多の中央企業」となった。
「人民網日本語版」2010年9月9日