世界最大の会計事務所のひとつであるデロイト・トウシュ・トーマツが発表した最新報告によると、中国企業の海外M&A(合併・買収)は、鉱業、天然ガス業、自動車業の三大業界に集中しており、海外M&A取引件数の27.9 %、取引総額の61%を占めている。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
鉱業と天然ガス業は、以前から中国企業の海外M&Aで人気の業界だったが、自動車は最近の傾向だ。同報告によると、吉利汽車は今年3月、米フォードの高級車部門「ボルボ」を18億ドルで買収した。これは、中国企業による海外自動車メーカー買収が過熱しているすう勢を如実に物語っている。
「人民網日本語版」2010年9月9日