香港の投資会社・ファーストイースタンはこのほど、日本の全日本空輸(ANA)と合意覚書に調印し、日本初の格安航空会社(LCC)を設立したと発表した。ANAとは別の独立ブランドとして運営し、主に日本の国際線・国内線の比較的短距離の路線を飛び、2011年下半期の就航を目指すとしている。
新会社は日本の関西国際空港を拠点とし、日本側が66.7%を、うち全日空が39%を出資する。ファーストイースタンは33.3%を出資し、日本の航空会社に対する海外からの出資額としては過去最高になる。機種は小型ジェット機1機種にとどめ、提供するサービスを絞り込み、航空会社のインフラ活用率を高めるなどして、価格面での競争力を向上させ、市場ニーズを掘り起こしていく方針だ。
「人民網日本語版」2010年9月10日