第5回アジア太平洋経済協力(APEC)・人的資源開発閣僚会議が9月16日午前、北京の人民大会堂で開幕した。胡錦涛主席は開幕式に出席し、「交流・協力の深化、『あまねく広がる成長』の実現」をテーマに挨拶し、「アジア太平洋地域協力はかつてないチャンスに直面している。アジア太平洋経済協力の各参加国は手を携え、アジア太平洋経済協力という協力のプラットフォームを十分に活用し、協力を深め、拡張し、持続的な平和、共同繁栄の目標に向かってまい進し、アジア太平洋の人々と世界各国の人々に幸福をもたらすべきだ」と強調した。
胡主席は挨拶の中で以下のように述べた。国際金融危機の発生と対処で、私たちは経済のグローバル化が進む今日、世界経済の持続可能な発展を進め、世界経済が直面するリスクと試練に対処する必要があることをいっそう認識した。各国・地域は交流と協力を深め、経済が発展する中での深く、構造的な問題をともに解決する必要がある。「あまねく広がる成長」を実現し、経済が発展する中で現れた社会問題を適切に解決し、貿易と投資の自由化、経済の長期的な発展の実現にしっかりした社会的基礎を築く。これは、アジア太平洋経済協力の各参加国が共同で研究し、解決に努めなければならない重大な問題である。
「あまねく広がる成長」を実現する根本的な目的は、経済のグローバル化と経済発展の成果の恩恵をすべての国、地域、人々に与え、持続可能な発展の中で経済・社会の調和の取れた発展を実現することである。私たちは経済発展を継続させ、経済発展モデルの転換に尽力し、経済発展の質を高め、社会関係資本を増やし、すべての人々が裕福な生活を送れるよう物質的基礎を築くべきだ。社会の公平・正義を堅持し、誰もが平等に発展のチャンスを得られるよう力を入れ、人々が経済発展に参与し、経済発展の成果を享受する上での障害を取り除く。人間本位を堅持し、民生の保障と改善に力を入れ、人民のための発展、人民に頼った発展、発展の成果を人民が享受できるよう努める。
また胡主席は、会議で以下の4点を提起した。