中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、台湾の銀行4行に対し、大陸部での支店開設に向けた準備業務を行うことを初めて認可した。
認可を受けた4行はそれぞれ、台湾土地銀行、第一商業銀行、合作金庫銀行、彰化銀行。うち、台湾土地銀行と第一商業銀行は上海市において、合作金庫銀行は江蘇省蘇州市において、彰化銀行は江蘇省昆山市においてそれぞれ支店を開設する。
台湾の銀行4行が大陸部での支店開設認可を得たことは、両岸の銀行業交流・協力の歴史においては、両岸(大陸部と台湾)による「海峡両岸金融合作協議」、「海峡両岸銀行業監督管理合作備忘録」の調印に次ぐ、歴史的なブレークスルーとなり、両岸の銀行業の交流・協力が新たな段階に進んだことを意味する。
銀監会はすでに、中国銀行、交通銀行、招商銀行に対し、台湾における支店開設を認可している。中国銀行と交通銀行はすでに台湾の銀行業監督管理機構に対して支店開設の申請を提出、「両岸の銀行業協力に良い相互作用をもたらすため、できるだけ早く認可を獲得したいと望む」と表明している。
「人民網日本語版」2010年9月17日