中国で注目を集めている『新興エネルギー産業発展計画』が近く公布される。「この『計画』では、原子力エネルギー、水力エネルギー、石炭のクリーン利用の3つの分野が国の重点支援分野とされている」。『新興エネルギー産業発展計画』の制定に参与した専門家、全国商工業連合会新エネルギー商会秘書長の曾少軍氏は18日、第2回中国新エネルギー大会の席上で以上のように述べた。
国家エネルギー局は、今年7月に開かれた2010年上半期エネルギー・経済情勢発表会で、2011年から2020年までの10年間の国による新興エネルギー産業への新規投資額は5兆元に達し、これにより中国の国内総生産(GDP)は毎年1兆5000億元増加するとの見通しを発表した。
曾少軍氏によると、制定中の『新興エネルギー産業発展計画』は、中国の新興エネルギー産業の中長期的な発展目標に着目している。
2011年から2020年まで、原子力エネルギー、水力エネルギー、石炭のクリーン利用は国の新エネルギー開発政策の重点となり、国の5兆元投資の重点支援分野ともなる。また、国の支援策は風力エネルギー、太陽エネルギーなどにも及ぶという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月19日