日本の国土交通省が13日、日本が米国カリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトに巨額の融資を提供すると発表したのを受け、中国鉄道部の何華武総工程師は15日、米ブルームバーグの取材に対し、「中国はカリフォルニアの高速鉄道プロジェクトに、軌道の基本建設、高速車両の提供、巨額の融資などひとまとまりのソリューションプランを提供することができる」と語った。「中国新聞網」が伝えた。
日本政府はカリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトに400億ドルの融資を提供する計画。米国に日本の新幹線プランを受け入れてもらおうと、菅直人首相が13日にシュワルツェネッガー州知事とともに最新型新幹線に試乗し、東京-大宮間を1往復した。シュワルツェネッガー州知事は日本の新幹線を高く評価した。報道によれば、JR東日本はカリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトの入札準備を積極的に進めているという。
オバマ政府は今年初め、13本の高速鉄道建設を発表。経済刺激策の中から80億ドルを特別に拠出して高速鉄道の始動資金にあてるとした。なかでもカリフォルニア州に建設予定の高速鉄道プロジェクトは総延長1609キロメートルと規模が最も大きい。
中国南車集団、カナダ・ボンバルディア、ドイツ・シーメンズ、フランス・TGVといった各国の企業が米国の高速鉄道プロジェクトの入札に参加する意向を示している。また、日本、韓国、中国はカリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトに融資する意向を公開している。米交通省の関係者は、すでに10社以上が入札参加を決定したと明らかにした。
シュワルツェネッガー州知事は訪問先の韓国で14日、技術と品質の他に、融資も米政府が決定を下す重要な参考要因となると述べた。日本政府は日本国際協力銀行を、カリフォルニア州高速鉄道プロジェクトへの融資担当に指名した、と共同通信社が報じた。
「人民網日本語版」2010年9月17日