中国人民銀行と国家統計局が共同で実施した全国の銀行家アンケート調査によると、2010年第3四半期の銀行家自信指数は約4年来の最高を記録し、マクロ経済信頼感指数は09年以来初めての低下となった。通貨政策を現状維持に予想する銀行家の比率は大幅に上昇、貸付需要の景気指数は引き続き低下し、個人の不動産購入ローンの需要は反転上昇した。銀行業景気指数は高水準となり、経営は良好と予想されている。
銀行家自信指数
第3四半期の銀行家自信指数は73.1%で、前四半期より9.1ポイント上昇し、2006年第2四半期以来の最高を更新した。マクロ経済信頼感指数は50.6%で同2.7ポイント低下し、2009年以来初めての低下となった。
銀行業景気指数
第3四半期の銀行業景気指数は68.4%で同0.9ポイント上昇し、ここ数年で比較的高い水準となった。銀行家は次四半期の銀行業経営を安定・良好と予想しており、銀行業景気予測指数は69.5%となり、同0.8ポイント上昇した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月20日