ロンドンの日本人不動産仲介者:中国人客担当したい

ロンドンの日本人不動産仲介者:中国人客担当したい。

タグ: 海外不動産 富裕層

発信時間: 2010-09-19 16:36:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今週も、中国に注目する海外メディアの報道テーマは、相変わらず様々な角度からの経済問題である。17日、『ニューヨーク・タイムズ』は「中国人海外不動産購買客」について取り上げた。

「夢でも会いたい中国人客!」

記事のタイトルは「中国人投資家、不動産購買のためロンドンに殺到」。その中で米記者のジュリア・ウェルデジャー(音訳)は、中国に10年暮らした経験のある日本人、峰岸直美氏にインタビューを行った。彼女は最近、ロンドンで実に簡単に仕事を見つけたと言う。それは不動産仲介の仕事である。その理由は、彼女の専門だったからではなく、流暢な中国語が話せたからである。ロンドンに不動産購買に来る中国大陸からの客が急増しているため、中国語能力は、ロンドンの不動産業界において、最も重要視される条件になりつつあるのだ。峰岸氏は最近、ロンドンオリンピック会場付近にあるマンション内の4物件を1物件50万ドルで中国人客に売却した。記事は、峰岸氏の言葉を引用し、次のように書いている。「夢でもいいから中国人客に当たりたい。彼らは巨万の富を持ち、全て現金で払ってくれるから。」

また、記事は「ロンドンの不動産市場は低迷の兆しを見せているが、中国人の投資は逆に以前より活発になっている。一部の地域では中国大陸の投資家がすでにロシアや中東の投資家に取って代わり、最も購買意欲の高い購買群となっている。また、彼らの財産はまったくその底を見せず、一番人気のある不動産だけを狙ってくる。」と不動産仲介業者の話を引用し伝えている。

ほとんどがその身分を隠したがる不動産購買者

また記事によれば、より多くの中国人客を引き込もうと、ロンドンの一部不動産会社では、新築物件において中国人がタブーとする「4」の数字を消してしまう者まで出てきているという。また、「中国大陸からのほとんどの購買者が現金を支払い、できるだけ個人情報を残さないようにしており、仲介業者の方でも購買者の個人情報管理が徹底されている。」

アジアからの不動産購入者が増加したということは、世界の財産が中国を含むアジアに移動しつつあることを意味する。これらの地域では、多くの人は現在も「収入<支出」の生活を送っているが、急速な経済成長はまた多くの高額所得者を生んだ。記事では関係データを引用し、「一千万元以上の資産家は中国大陸だけで87万人に達する」としている。

 

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