中国では武漢市(湖北省)と広州市(広東省)を結ぶ旅客専用高速鉄道が9月20日から、列車運行数を平日は1日140本、ラッシュ時期にいたっては1日160本に増発、高速鉄道の利便化を本格的に進める。1日の乗客数は9万人を超える見込み。ダイヤ改正後は全ての列車が長沙駅(湖南省長沙市)に停車するという。中国紙、広州日報が伝えた。
増発後の武漢-広州高速鉄道は平日、休日、ラッシュ時期(ゴールデンウィーク、小型・大型連休)の3つの状況に合わせて運行数を設定。平日は1日140本で運行、うち武漢-広州南が92本、長沙南-広州南が48本。休日は1日150本で運行、うち武漢-広州南100本、長沙南-広州南50本。ラッシュ時期は1日160本で運行、うち武漢-広州南104本、長沙南-広州南56本。
今回のダイヤ改正後、列車の運行時間も変更される。広州南駅は朝7時から夜8時18分だったのが、今後は朝6時50分から夜9時30分に延長、長沙南駅は終電時刻が夜10時58分から夜23時56分に延長された。長沙南-広州南間は始発・終電列車の運行数を26本から56本に増発した。これにより沿線各駅の列車停車数もおしなべて増加、うちチン(おおざとへんに林)州西駅が21本、衡陽東駅が24本増えた。
開通当初の1日平均乗客数はのべ3万3千人、今年の「春運(旧正月期間の帰省ラッシュ)」は1日平均4万2千人。7月1日のダイヤ改正後には5万6千人に上り、武漢-広州高速鉄道はますます多くの人から愛されるようになっている。また湖南衡山など風景都市の観光収入を3割以上増加させるなど、沿線都市の観光経済を力強く後押ししている。
「人民網日本語版」2010年9月20日