中国、建設中原子力発電ユニットは世界最大

中国、建設中原子力発電ユニットは世界最大。

タグ: 中国 原子力 発電

発信時間: 2010-09-20 15:41:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

嶺澳原子力発電所2期1号機が稼動を開始し、中国の原子力発電の設備容量は9億キロワットに達した。中国の原子力発電は発展ブームを迎え、建設中原子力発電ユニットは年末に30基に達する見通し。中核建設集団の祖斌副社長は、集約化された管理により原子力発電所の建設は安全を維持できると話している。

原子力発電の設備容量が9億キロワットに

嶺澳原子力発電所2期の108万キロワット加圧水型原子炉2基の建設は、中国が自主化を進める事業の一つである。中広核工程設計有限会社、中国核工業第二研究設計院、中国核動力研究設計院が共同で設計し、東方電気、上海電気、中国一重、中国二重などの企業が設備を製造し、国産化比率は64%を超える。

嶺澳原子力発電所2期が採用するCPR1000技術は、中国の原子力発電建設業者が研究し、作り上げた中国改良型の100万キロワット級加圧水型原子炉の技術で、嶺澳原子力発電所2期1号機の稼動開始により、中国は100万キロワット級原子力発電所の「自主設計、自主改造、自主建設、自主運営」を実現した。これは中国の原子力発電の発展の一里塚となっている。

建設中の原子力発電ユニットは年末に30基に

中国核工業建設集団の穆占英社長は、原子力発電発展ハイレベルフォーラムの席上で、同社の同時建設の原子力発電ユニットはすでに26基に達し、年末に30基、来年末には40基に増加する見通しであることを発表した。

同時建設の原子力発電ユニットは過去最多が5基だったことから、原子力発電所建設の安全性に対する懸念が高まっている。祖斌氏は18日の発表会で、「集約化、標準化、専門化、情報化された管理により、原子力発電所建設は安全を維持できる」と話した。

中国核工業建設集団がパキスタンに輸出する2号機は年末に稼動

中国核工業建設集団のグローバル戦略について、穆占英氏は「現在、ロシア、チェコとスロバキア、フランスなどの投資者や建設業者と交渉を進めており、優位性の発揮について計画、検討することになっている。数年内に海外の原子力発電市場で飛躍できるよう目指し、国際競争力と影響力のある中国の原子力発電ブランドを作り出す」と述べた。

また中国核工業集団の邱建剛副社長によると、2009年9月に3000万キロワット原子力発電所1期がパキスタンで稼動を開始したのに続き、同社はパキスタンに2号機を輸出する方向で進めており、年末に稼動を開始する予定。3号機、4号機の輸出はすでに契約が締結され、双方は中国核工業集団がパキスタンに100万キロワット級の原子力発電ユニットを輸出する方向で交渉を進めているという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月20日

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