中国観光研究院は先般、今年の国慶節連休期間の観光者数は2億1000万人になるとの予測を発表した。1~8月の好調傾向が維持され、今回の国慶節連休はここ数年で観光者数が最も多い連休となる。
旅行社の発表によると、中秋節と国慶節の2つの連休期間に、観光ピークを避けるため、海外観光客数の伸びが顕著でないことを除き、海外旅行と国内旅行のいずれもが大きな伸びを示すという。
国際旅行社の劉武雄副総裁は、入国観光者数の伸びが約10%になる見通しで、1~8月の伸び幅を下回ることになると語っている。海外旅行では、すべての旅行プランが好調で、旅行者数は前年同期比で25~30%の伸びとなる。航空券や乗車券の取得が困難であるなどが主因で、国内旅行の伸びは10~15%にとどまる。
また、国家観光局の予測によると、今年の中秋節と国慶節連休期間には、西部旅行が最も盛んになる。西南地区は8月以降、自然災害の影響を抜け出しており、国慶節期間に観光者数の明らかな増加が見込まれ、10月いっぱい国内旅行で人気を維持する。劉武雄副総裁は、旅行社の団体旅行申し込み状況から見ると、上海万博旅行が引き続き盛り上がりを見せると同時に、西部旅行で観光者数は大幅な増加が見られていると語っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月25日