BYD・F3
米著名投資家のウォーレン・バフェット氏に多くの利益をもたらした後、一時は「強気銘柄」となったBYDの株式がバフェット氏の手中から離れる可能性が出てきた。ロイター通信は、バフェット氏の訪中の日が近づいており、慈善パーティーの開催後のもう一つのバフェット氏の「任務」は、保有するBYD株の売却である可能性があると報じた。
バフェット氏とビル・ゲイツ氏は27日、中国に到着し、中国に4日間滞在することになっている。北京、長沙、深センではBYD社の訪問も予定している。報道によると、バフェット氏はBYDの本社訪問時に「タカ派的発言」をし、BYD株の売却計画についても話すという。バフェット氏がこのように考えるようになったのは、BYDのここ1年の株価の動きとバフェット氏の「現金化」のニーズが原因だ。
BYDは、昨年中国で成長が最も速かった自動車企業である。『中国経営報』によると、中国で最も活力のある民間企業として、BYDの製品は「創造的コピー」であり、またバッテリー業務を強みに新エネルギー分野に参入するという方法で成功を果たした。しかし売り上げ減少、輸出計画の先送り、発展モデルの挫折など一連の問題により、BYDは外部市場の変化に順応できなくなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月27日