国家発展改革委員会の張平主任によると、拉日鉄道は国家「十一五(第11次五カ年計画:2006-2010年)」と「中長期鉄道網計画」の重要プロジェクトのひとつで、青海チベット鉄道の延伸鉄道であり、チベットと新疆を結ぶ重要な通路でもあるという。ラサから至聶木(ニャラム)や亜東につながるルートの重要な構成要素となっており、その戦略的地位は重要で、沿線は豊かな資源に恵まれている。
600年余の歴史を誇るシガツェ市は、チベット第2の大都市で、歴代パンチェン・ラマが居住する歴史文化都市。チベット西南部に位置するシガツェ地区は、インド、ネパール、ブータンの三国と国境を接している。世界の最高峰チョモランマ、ゲル派(黄教)六大寺院のひとつタシルンポ寺、「第2の敦煌」と称えられる薩迦寺(サキャ寺)はいずれも、シガツェ地区にある。
「人民網日本語版」2010年9月27日