商務部投資促進事務局の顧傑・副局長は27日、今年1月-8月にかけて、中国の外資利用額は実質ベースで前年同期比18.06%増加し、中国は18年連続で外資導入が最多の発展途上国となった事を明らかにした。「新華網」が伝えた。
顧副局長は以下のように述べた。
改革開放から30年あまり、中国経済は急速かつ安定的な発展を維持し、全方位的で、幅広い分野・各方面をカバーする対外開放の枠組みを形成し、外資の導入は大きな成果を取得した。今年1月?8月にかけて、新規設立された外商投資企業は前年同期比18.33%増の1万6721社となった。外資利用額は実質ベースで659億5600万ドル、同18.06%増となった。
世界経済は今年上半期、回復を実現し、今年第1四半期には主要経済体のほとんどがプラス成長を実現した。うち、中国、インド、ブラジル、ロシアを代表とする新興経済区域の成長は大きく、世界経済復興に向けた主要動力の1つとなった。今の状況から見ると、中国の外資導入は金融危機の影響から徐々に抜け出しており、今年の外資導入は2009年のレベルを上回る見込みだ。
工業化、都市化発展の加速に伴い、中国国内市場の潜在能力が発揮されつつある。このことは、各種資金の対中投資に向け、新たなチャンスと発展の余地を提供するだろう。
「人民網日本語版」2010年9月28日