中国人民銀行(中央銀行)通貨政策委員会の第3四半期定例会議がこのほど開催された。、会議では、今後は人民元レート形成メカニズムのさらなる改善を進める必要があり、特に市場の需給を基礎とし、通貨バスケットを参考にして調節を行い、レートの柔軟性を高めるとの方針を堅持する必要があるとの見方が出された。
会議では次の点が強調された。今後一定の期間、中国共産党中央委員会や国務院の統一的な計画に基づき、適度に緩和された通貨政策を引き続き実施し、政策の連続性と安定性とを維持し、調整の妥当性と柔軟性を高める必要がある。また国内・海外の経済金融情勢の新たな動きに注目して、さまざまな通貨政策ツールを柔軟に運用し、通貨貸付の適切な伸びを維持し、「有扶有控」政策(企業の状況に応じて融資による支援を行ったり、融資を抑制したりする政策)を真に実施し、融資構造の調整や最適化を引き続き進める必要がある。