環境保護部、低炭素製品の認証実施へ

環境保護部、低炭素製品の認証実施へ。

タグ: 低炭素製品 認証 環境保護部 中日友好環境保全センター

発信時間: 2010-10-09 14:59:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中日友好環境保全センターの唐丁丁主任はこのほど、「チャイナネット」の取材に応じ、環境保護部は中国の環境ラベルの枠組下で低炭素製品の認証を始める見込みであることを明らかにした。

低炭素製品の認証とは、製品をもって社会全体の生産及び消費段階を気候変動に対応させることである。製品に低炭素ラベルを付与することで、消費者主導の低炭素製品の購買及び消費方式を推進していく。人々の消費・選択によって企業の低炭素製品技術の開発を牽引・奨励し、低炭素生産方式に転換して、最終的に世界の温室効果ガス排出削減を実現する。よって、環境保護部は低炭素経済の発展を非常に重視しており、特に低炭素製品の認証によって中国の低炭素経済の発展と持続可能な消費を促進・牽引していくとしている。

唐主任によると、中国の環境ラベルの枠組下で低炭素製品の認証を全面的にスタートさせることは、中国も低炭素製品の認証業務とラベル業務の本格的開始を意味する。環境保護部は09年初めにこれに関する研究をスタートさせ、ドイツやイギリス、日本、米国との具体的な協力を展開。今年5月末までに、認証基準に関する4つの編成作業を終わらせた。この目的は、生産業者と販売業者が製品の環境・気候変動に関する情報をよりよく宣伝する手助けをし、消費者の消費過程での判断・選択をサポートし、中国の気候変動に対応した持続可能な消費を推進し、消費者の環境・気候変動へのしかるべき貢献を導くことにある。

国外の同類の低炭素製品認証制度も現在構築の最中で、中国よりスタートが1、2年早いだけだという。現在のところ、発展途上国のなかで低炭素認証制度を構築した先例はなく、この分野では、中国は世界のトップレベルにも決して遅れをとっていない。唐主任は「この仕事を進めるのは難しいが、中国政府は気候変動への対応を非常に重視しており、その責任を背負っている。一部の国が非難しているように、責任逃れはしていない」と語る。

低炭素製品の認証が企業に与える影響については、炭素関税などの新たな貿易障壁から逃れるのに有益だと話す。中国はすでに日本やドイツなどの先進国を含む8つの国や地域と環境ラベルに関する協力・相互認証協定を締結しているという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年10月9日

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