中国交通運輸部によると、今年10月1日の国慶節からスタートした1週間にわたる大型連休期間の旅客輸送量が陸路、水路あわせて4億7400万人に達し、去年より10.9%増えた。そのうち、水路による旅客輸送量は865万5300人で、去年同期より25%増えたという。
統計では、バスの台数が増やされ、毎日平均で91万台が運行した。これにより、バスの乗り換えが便利になり、待つ時間もさらに減少し、利用率は65%前後で、乗車の快適さが高まった。
交通運輸部の責任者は、「去年同期と比べて、北京、上海、重慶、広東、江蘇、雲南、山西、陝西、新疆、チベット各地の道路交通による旅客輸送量が大幅に増加している一方で、ほかの地域は小幅な増加、あるいは例年とほぼ同じだ」と述べた。
このほか、今年の国慶節の大型連休と中秋節が近いこと、そして全国の天気も良好だったことがあり、陸路による旅客輸送量が去年より8.7%増えた。
連休中、安全状況は良好で、交通事故の死亡者と負傷者数はそれぞれ去年より11.7%と46.4%減った。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年10月9日