中国商務省の姚堅報道官は15日、「希土類金属(レアアース)の採掘、加工、輸出に対する中国の管理措置は国際ルールとWTO・世界貿易機関の規則に合致するものだ。中国は希土類金属の輸出を封鎖手段にしない」と述べた。
姚堅報道官は「中国で、これまでのレアアースの採掘と利用が規範化されていなかったため、大きな環境問題を引き起こした。最近、国内の法律と法規に基いて、レアアース産業に対する必要な管理と制限を行った。その目的は環境保全や持続可能な発展を実現させることにある。環境や持続可能な発展における協力強化は中日両国の共通認識だ。中国はレアアースの輸出を封鎖手段にせず、協力や発展、共栄の中でレアアース資源における互恵協力を実現させることを希望する。また、国際協力を通じてこの再生不可能な資源を管理していきたい」と述べた。
統計によると、現在中国のレアアースの埋蔵量は世界全体の30%しか占めていないが、その輸出量は世界の90%を占めていいる。
「中国国際放送局 日本語版」より 2010年10月17日