中国国家工商行政管理総局が外資広告企業の審査・認可権をすでに省級商務部門に委譲したことが17日、四川省成都で開かれた第11回中国西部国際博覧会「美寧」中国広告(国際)発展フォーラムで明らかになった。これまで審査・認可手続きは工商総局広告司が行っており、申請者は北京まで足を運ぶ必要があった。中国共産党の機関紙、人民日報の海外版が伝えた。
中国企業と外資系企業との合弁広告企業・提携広告企業ならびに外資系広告企業および香港・マカオ・台湾地区の広告企業が大陸部の広告業に対する投資を申請した場合、2010年10月1日からは省、自治区、直轄市の工商行政管理局が審査・認可を行うことになった。
国家工商総局の劉凡・副局長によると、中国の広告業は国内総生産(GDP)の成長と明らかな相関性があり、年平均成長率は全業界で最高の30.8%に達している。4つの発展段階を経て、中国の広告業は現在、高度成長が継続する「黄金の発展期」を迎えている。広告市場の年間売上高は2千億元(約2兆4千億円)を超え、世界トップクラスの規模に拡大。持続可能な発展の基盤と条件をほぼ備えているという。
「人民網日本語版」2010年10月18日