中国国務院台湾事務弁公室の楊毅報道官は13日、定例の記者会見で、大陸部住民の台湾への個人旅行について「両岸の交流強化につながるものであり、すでに目標として掲げている」と述べた上で、台湾側と話し合いを詰め、条件が整い次第、適切な都市や地区を選定して試験的に実施していきたい、との考えを示した。
楊報道官によると、中国の建国記念日に当たる「国慶節」連休中、大陸部住民による台湾旅行が活況をみせた。統計によると、10月1日から7日の7日間で、台湾を訪れた大陸部の旅行ツアーは計839組、延べ20271人に上った。平均すると1日に約2900人の大陸部住民が台湾を訪れたことになる。大陸部住民の台湾旅行熱は今後さらに高まるとみられ、通年の旅行者数は延べ120万人を超える見込みという。
「人民網日本語版」2010年10月14日