中国国家統計局は21日、1~9月期のマクロ経済データを発表した。発表によると、同期の中国の対外貿易は引き続き急速な伸びを示したが、貿易黒字の減少傾向が続いた。また、通貨供給量が安定を維持した。
対外貿易が急成長維持も貿易黒字は縮小
発表によると、1~9月期の中国の輸出入総額が2兆1487億ドルで、前年同期比で37.9%増となった。そのうち、輸出は1兆1346億ドルで同34.0%増。輸入は1兆140億ドルで同42.4%増。貿易黒字は1206億ドルで、同149億ドル減だった。
通貨供給量がおおむね安定 人民元預金残高は減少
9月末時点の広義マネーサプライ(M2)残高は69兆6000億元で、前年同期比で19.0%増。狭義マネーサプライ(M1)残高は24兆4000億元で同20.9%増、流通通貨(M0)残高は4兆2000億元で同13.8%増。
金融機関の人民元貸出残高は46兆3000億元で、年初に比べて6兆3000億元の増加となり、前年同期比では2兆4000兆元増加した。人民元預金残高は年初に比べて10兆3000億元増加し、前年同期の増加額を1兆4000億元下回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月21日