南寧市政府の李志勇副市長によると、同市は汎北部湾経済協力などの多地域間協力が交差する地点であり、資源は豊富で、優勢産業の発展に向けて巨大な潜在力を秘めている。また西部大開発や北部湾経済区の開放といったさまざまな優遇政策の恩恵にも浴している。中国ASEAN自由貿易圏が予定通り完成し、同市の経済社会が健全かつ急速に発展するのにともない、同市と日本との協力、特に環境保護分野での協力に強い相互補完性が生じることとなった、という。
現在、日本の南寧市への投資額は6500万ドルに上る。用地規模約3平方キロメートルの南寧中国・ASEANビジネス区には、ASEAN10カ国の国レベルでの連絡拠点パークや日本、韓国、香港特別行政区、澳門(マカオ)特別行政区それぞれのパークが設置されている。特に4ヘクタールの日本パークは、南寧市を中心とし、中国南西部の各省・市を重点地域とする大陸部とASEAN各国とに向けた日本製品の集散地になるために努力を重ねている。
「人民網日本語版」2010年10月25日