会計事務所大手のデロイト・トウシュ・トーマツ(DTT)は22日、売上高の成長率が高い中国ハイテク企業50社に関する報告書を発表した。中国のハイテク企業は今年も高成長を続け、上位50社の3年間の平均成長率は967%に達した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
報告書によると、中国のハイテク企業50社のうち、上位5社の今年の平均成長率は3711%に達した。
業界の内訳は通信ネットワーク、ソフトウェア、バイオ技術、製薬、医療設備などさまざまな業界にわたっている。うちモノのインターネットや高度道路交通システム(ITS)など新興技術関連の企業が急速に成長しており、50社のうち8%を占める。通信・ネットワーク関連企業の割合は前年の6%から今年は18%に大きく上昇。3G分野に対する資本市場の関心の高さがうかがえる。クリーン技術・新エネルギー関連企業の割合は多かれ少なかれ落ち込みがみられるが、これは業界が集中的成長に向かう一方、過熱気味だった分野のバランスがすでに調整されたことを示しているという。
地域の内訳は北京が72%と最多で、そのほかの企業も主として上海、広州、深セン、香港など大都市に集中しており、都市の成長水準とほぼ一致しているという。
「人民網日本語版」2010年10月26日