ソニーは先ごろ、30数年にわたって全世界で2億2千万台を売り上げた携帯式カセットテーププレイヤー「カセットウォークマン」の日本での生産を終了すると発表した。同社はまた、現在のデジタル時代にカセットテープは時代遅れだと認めている。
1979年に初めて発売されたカセット型のウォークマンは音楽の視聴方法に革命的な変化を起こした。しかし21世紀に入ってからはMP3に代表されるデジタル形式の音楽フォーマットが徐々に流行し、若者はインターネットから音楽をダウンロードするようになり、携帯型プレーヤーの地位も徐々にMP3プレイヤーに取って代わられた。
ソニーの公式サイトでもカセット型ウォークマンには「生産終了」と記されている。しかし中国では引き続き生産を続け、北米や欧州、アジアの市場向けに販売するという。
「人民網日本語版」2010年10月28日