国家発展改革委員会(発改委)マクロ経済研究院の元副院長で、発改委マクロ経済研究院研究員、中国人力資源開発研究会会長を現在務める劉福垣氏は先般、近ごろの中国の物価上昇について言及し、「中国にインフレは存在していない」との考えを示した。
これは、劉福垣氏が10月30日に北京で開催された「2010アジア経済協力フォーラム」の席で述べたもの。
劉福垣氏はその中で、「物価の上昇は内需拡大の反応の1つに過ぎない。年間3~5%の物価上昇、10%前後のGDP上昇、15%前後の給与上昇、1~2%の通貨価値の上昇は正常だ。中国が強国になる過程で、物価上昇と通貨価値の上昇は避けることのできない問題である」と語った。