四川省阿ハイ蔵族羌族自治州人民政府は2日に北京で行った記者会見で、青蔵高原で生産される天然で健康なヤクのミルクを利用した紅原ブランドのヤク粉ミルクを全国市場にうち出すことを明らかにした。
中国扶貧発展センターの馮強主任の説明によると、ヤクは西部の蔵族(チベット族)居住区の固有資源だが、伝統的な養殖方法と初級加工技術とでは、その価値を十分に体現できないだけでなく、都市のハイエンド消費層のニーズにも応えることは難しい。ヤク産業の開発を一層推進することは、雪高原に暮らす10万の農牧民に雇用・収入の増加という機会をもたらすことになるという。
*ハイ:「土偏」に「貝」
「人民網日本語版」2010年11月4日