国務院新聞弁公室の銭小セン副主任は8日、第4回中米インターネットフォーラムで、外資系のインターネット関連企業は、中国の法律を遵守し、中国の文化・伝統を尊重しさえすれば、中国で順調に発展する可能性がある、と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
銭副主任は「中国インターネット市場の門戸は開いており、世界各国のネット企業が中国で業務を展開することを歓迎する。中国ネット市場はこれからずっと開放を維持する」と述べた。
銭副主任によると、外資系ネット企業がもつ先進的技術、管理の経験、イノベーション理念は、中国のインターネットの歩みに積極的な影響をもたらし、その繁栄・発展に貢献した。開放された中国ネット市場の中から、外資系企業も大きな利益を得てきた。今や中国ネット市場に進出する企業はますます多くなっている。国際金融危機の打撃が最も深刻だった時ですら、外資系ネット企業の中国での運営状況は好調で、中国市場が安定した利益増加のよりどころとなった企業は少なくなかった。
銭副主任は「中国政府は今後も引き続き経済関連の法律・法規や政策を整備し、世界貿易機関(WTO)の関連ルールを遵守し、安定的で、透明性が高く、予測可能な投資環境を提供するよう努力する」とした上で、「中国側は米国企業が中国の改革開放プロセスに積極的に参与し、中国インターネットの繁栄・発展がもたらすチャンスと成果をともに享受することを心より歓迎する」と述べた。
*セン:「草冠」に「千」
「人民網日本語版」2010年11月9日