マカオを視察している中国の温家宝総理は13日、「中国のポルトガル語諸国との貿易には大きな潜在力がある。2013年までに双方の貿易額が1000億ドルに達するよう尽力していく」と表明した。
これは、温家宝総理が中国・ポルトガル語諸国経済貿易フォーラム第3回閣僚級会議の開幕式で述べたもの。温総理は「中国とポルトガル語諸国は、貿易構造を最適化し、機電製品やハイテク製品、サービス業の貿易における比率を高めていく必要がある」と述べた。
また、温総理は「中国はポルトガル語諸国との貿易において、いまだ赤字の状態ではあるが、ポルトガル諸国からの輸入をさらに増加し、アジアやアフリカ・ポルトガル語諸国にゼロ関税の待遇を与えていきたい。また、企業間の貿易融資を奨励すると共に、中国市場への進出に便宜を提供するため、ポルトガル語諸国の商品展をさらに活発に行っていく」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年11月13日