米国の会計事務所大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がこのほど発表した報告書によると、世界の半導体産業がこの8年間浮き沈みする中、中国市場はその他の市場をリードし続けてきた。中国紙、国際金融報が伝えた。
PwCグローバル科学技術部門のシニアパートナー、Raman Chitkara氏によると、世界の半導体市場における中国のシェアは拡大を続けており、半導体の消費量はすでに世界全体の41%に上っている。また新規上場した半導体企業のうち、中国企業がその半数以上を占め、従事者数は世界全体の25%に達しているという。
世界の電子設備製造業に占めるシェアが拡大する中、中国は電子製造業における支配的地位を維持していく。こうした支配的な地位を背景に、世界の半導体市場における中国の消費シェアは伸び続けている。さらに、半導体産業は一貫して科学技術分野のフロントランナーとしての役割を担っている。中国は現在、このイノベーションに参与している状態にあり、世界全体の新規特許件数のうち、中国の特許が占める割合は2005年のわずか13%から現在は22%へと大幅上昇しているという。
「人民網日本語版」2010年11月17日