8:車:一般家庭に普及
10年前、車は「ぜいたく品」の代名詞で一般的な中国人にとっては高嶺の花だった。「10年前、VWサンタナの販売価格は18万元で、当時の販売業者は『車に割引はない、全国統一だ、買いたければ買えばいい』とお高く留まっていた」とドライバーの関さんは振り返る。
中国がWTO(世界貿易機関)加盟後、こうした現象は03年から崩れ始めた。新車が市場にどんどん出回るようになり、価格競争が始まったため、市場のニーズに見合うようメーカーは価格を調整して対応するほかなくなったのだ。現在、サンタナの価格は7、8万元とお手ごろだ。これなら一般のサラリーマンでも受け入れられる。
2000年に走っていた車を覚えているだろうか?当時は「ジェッタ」「サンタナ」「富康(FUKANG)」がお馴染みの3車種だったが、現在では海南マツダ「ファミリー」、ビュイック「エクセル」、ヒュンダイ「エラントラ」がそれに代わった。こうしたコンパクトカーの販売価格は多くが10万元以下、ミドルクラスセダンの価格は10-20万元というところだ。
「人民網日本語版」2010年11月17日