香港金融管理局は24日、通貨発行銀行3行と共同で12月に香港ドルの1千ドルの新札を発行すると発表した。新札には偽造防止のため新たに5つの工夫を加えたという。「人民日報」海外版が伝えた。
同局によると、新札は12月7日に市場に流通する予定で、同日からスタンダードチャータード銀行有限公司、香港上海銀行(HSBC)有限公司、中国銀行(香港)有限公司の3つの通貨発行銀行で新札に両替することが可能だ。新札には偽造防止のために5つの先端技術が採用され、各紙幣ともに額面の表示位置が統一されている。
新たに加わった偽造防止技術は▽ホログラム▽安全線▽統一の高透光性すかし模様▽紫外線発光インクによる合わせ模様▽紫外線発光インクによる紙幣番号の5つ。
また同局によると、千香港ドル札以外の4つの額面紙幣(500ドル、100ドル、50ドル、20ドル)の新札は2011年から2012年の間に発行される予定。流通するすべての紙幣は引き続き法定通貨であり、新札と同時に流通するものとする。
「人民網日本語版」2010年11月25日