国産大型旅客機「兆」規模市場への挑戦

国産大型旅客機「兆」規模市場への挑戦。

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発信時間: 2010-11-25 15:29:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

11月21日、第8回中国国際航空機博覧会が中国広東省珠海市で幕を閉じた。この度の博覧会では、中国国産の大型旅客機「C919」の実物大モデルが初お目見えし、100機に上る売買契約が成立した。また、新型ジェットエンジン中短距離旅客機「ARJ21-700」も初めてお披露目され、受注が殺到し、海外市場への展開に一役買った。国産の大型旅客機と中・短距離向けローカル線用ジェット機が同時に発動し、中国の民間用飛行機産業の発展が注目を浴びた。

大型旅客機「始動」、国際大型旅客機市場に躍り出る

中国商用飛機公司と売買契約を交わした6社のうち、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空の中国三大民間航空運送会社や中国で4番目に大きい航空会社である海南航空が名を連ねている。他には、国内での登録資本金及び資産規模が最も大きいリース会社である国銀金融租賃有限公司や、世界的にも有名な米GEグループの民間航空機リース会社「GECAS(GEコマーシャル・アビエーション・サービス)」も契約に加わった。

中国商用飛機公司の関係者によると、大型旅客機「C919」が第一期の顧客と注文を獲得したことは、「C919」が市場で受け入れられたことを意味する。安全性や快適さ、コストや環境保護の面における特徴から見ても、同じタイプの飛行機のなかで十分に競争力を発揮できるだろう。また「ARJ21-700」についても正式な運行許可書の取得を急ぐとともに、顧客への引き渡しにラストスパートをかける。成都航空有限公司がこの機の最初の顧客となる予定だ。

 

中国民間機の需要は強く、国産機は需要に「ぴったり」

中国商用飛機公司がこの度の展覧会で初めて発表した世界民間機市場予測データーの報告によると、2029年までに中国市場では3750機以上もの大型旅客機の需要が発生する見込みである。

また、2029年までの全国の需要は短中距離機と大型機合わせて3万230機であり、うち客室内通路が左右2本のワイドボディ機(2通路機)が6916機、通路が中央1本だけのナローボディ機(1通路機)が1万9921機、ターボファン搭載のローカル線短中距離旅客機が3396機で、総額3兆4000億米ドルに上る。

 

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